大正~昭和初期 三越製 引き出し棚

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大正から昭和初期頃に製造された三越製の引き出し棚が入荷しました。都内の古いお宅から買い受けてきた物です。

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部分的に洋家具のテイストも取り入れられた、和洋折衷と言える家具。当時らしい意匠です。

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背面には当時のラベルが残っており、正式名称は「組合食器棚 第拾壹號形」とのこと。ちょっと驚きですが食器棚なのですね。
ラベルが破れていて判別しにくいのですが、東京三越加工部製とあるようで、三越家具加工部(後の三越製作所)を指しているのでしょう。三越の家具製造の歴史は古く、1904年に日本初の百貨店としてスタート後、1906年には在仏日本大使館の室内装飾を設計・施工、1910年には家具加工部を創設。室内装飾及び和家具・洋家具の設計、製作を始めます。かつては他の百貨店でも家具製造部門を持っていましたが、100年以上を経た現在も三越製作所として家具工場を持ち、設計業務から材料の選定・加工・仕上げなど全て内製で行える部門を持つのは三越だけです。

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先ほどのラベルに組合食器棚とあるように、上置き、引き出し部分が上下二分割、台輪、と四つに分かれます。当時の日本楽器の本棚も同じような構造ですね。この食器棚もひょっとしたら他にもパーツがあり、色々組み合わせができたのかもしれません。

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天板に染みや多少の色ムラ、側板に割れがあり、背板に反りが見られます。他打ちキズやカケなど見られますが使用に問題のあるダメージは無く、構造もしっかりとしています。

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引き出し前板の縁取りなども丁寧な仕事がされています。また上置きや本体、台輪含む外から見える部材は全てタモ材の柾目のみを用いており、作り手のこだわりを感じます。引き出し内部は桐材で目立つ汚れなく十分綺麗な状態を保っています。

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およそ100年の時代を経てきた風合いが魅力的と思います。
収納力もしっかりとあり、実用性も高そうです。

幅850mm 高さ750mm 奥行き345mm soldout ありがとうございました

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